皆さんこんにちは、エンドルフィンズ代表の田上です。
今回、書家の渡邉桂月さんの公式Webサイトを開設しました。
邉桂月さんは日本国内外で活躍する書道家さんです。今回のウェブサイトでは信頼性の向上・ブランディング・EC機能を付けるというコンセプトのもと制作しました。
また、ターゲットを書道に興味を持つ外国の方にしたいとの要望があり、ウェブサイトは全て英語、かつSEO対策等も英語でのキーワード戦略策定を行いました。
既に多くの作品を制作されている書家さんなのでポートフォリオを前面に押し出し、ご自身のプロフィール並びにECサイト部分への自然な導線を意識し、制作しました。
目次
web制作の目的
今回の制作は、webマーケティングの観点での戦略づくりから着手しました。
まずは、このサイトの目的を明確化し、そこから逆算して様々な施策、キーワード選定に落とし込んでいきました。
今回、このサイトの目的を「海外の人から書の仕事を獲得する」に設定しました。
渡邉さんは英語が堪能で、日本文化である書を海外に広めていきたいという考えをお持ちの方だったため、このような目的設定を行いました。
その視点で競合調査を行ったところ、書の歴史や、コンセプトを正確に英語で発信しているサイトも少ないことから、しっかりとしたコンテンツ設計とキーワード設計を行えば目的を達成できるサイトになると確信を得ました。
次に、海外といっても広いので、ペルソナ設計と合わせて“海外のどの地域を狙うか”を設計していきました。今回は、北米をメインターゲットとすることにしました。理由としてはマーケットが大きく、渡邉さんのやりたいような、「イベントを開く際に書を活用したい」といったニーズを持つ顧客が多いだろうと想定しての設定でした。
次に、「北米×書」の観点からキーワードの調査を始めました。やはり一定数の書に関するキーワード検索があるようで、その中でも渡邉さんが狙いたい潜在顧客にアプローチできそうなキーワードをピックアップしました。
同時に、SEOの観点からコンテンツ設計を行いました。やはり、webサイトを制作するだけで集客を見込むことは難しいため、継続したコンテンツ発信が必要不可欠になります。その際の作成する方針を定めてブレのないwebサイトに仕上げることが目的です。
これらトータルの施策をパッケージとして提供し、その全てをweb制作に落とし込みwebサイトを完成させました。
web制作の成果
同サイトは、現時点で非常に良い成果が上がっています。
サイトに訪れる方の9割超は、北米からの流入であり、メインターゲットとして定めた通りの結果が出ています。
また、最初はwebサイトを訪れる方が非常に少なかったのですが、サイト開設からちょうど1年後から流入数が右肩上がりに増え、現在では1週間に2,000人程度が見にくるサイトになってきています。
それに伴い、書関係の問い合わせの連絡、仕事の依頼の連絡も増えてきており、まだまだ道半ばではありますが、正しい方向に進んでいる実感を得ています。
まとめ
今回は、エンドルフィンズにてweb制作を担当させて頂いた、書家/渡邉桂月さんの公式サイトの事例を紹介させていただきました。
単純なweb制作だけではなく、webマーケティング、デザイン、ブランディングなどの要素を含んだweb制作を行わせて頂きました。web制作はしっかりとした戦略の下で作成し、運用していけば自社のビジネスにとっての強力なツールになります。