実店舗へのWeb集客戦略〜ランディングページ編〜

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今回は、実店舗へのWeb集客戦略第三弾です。

Web集客の観点でよく話題に上がる『ランディングページ』について解説していきたいと思います。

なぜランディングページ(以下、LP)を作るのか、LP制作の注意点、LPを使った集客方法について解説していきます。


第一弾の『実店舗へのWeb集客戦略〜ホームページ作成編〜』、第二弾の『実店舗へのWeb集客戦略〜ホームページへのWeb集客編〜』へは、以下のリンクをご参照ください。

店舗にWebで集客したいけど、『何すればいいのか』『大体の予算感を知りたい』という方向けにWeb集客方法の完全版をお届けしたいと思います。

もしも、自社で実行するのはノウハウが無いし不安、全てやるには工数がかかりすぎるという方は、私の方で全て請け負いますのでお気軽にお問い合わせください。

目次

ランディングページを作成する

飛行機がランディングする写真

よくお問い合わせを受ける内容の一つに『ホームページがあるのになぜLPを作成する必要があるのか?』というものがあります。

理由はとてもシンプルで『LPの方がホームページより問い合わせ率が高いから』です。これはLPの方がより、商品やサービスの利点をアピールする内容で構築されているためです。

例えばホームページとLPそれぞれに流入してきたユーザーが100人いたとして、ホームページの方はその内1人が問い合わせを、ランディングページの方はその内2人が問い合わせをしてきた場合、将来的な費用対効果は2倍の開きが生じます。

ホームページ自体に既によほどの集客力がない限りは、LPの作成を推奨しています。

以下で、LPを制作する際のポイントを解説していきたいと思います。

内容は、なるべく簡潔にする

LPを作る際に陥りがちな間違いとして『あの情報も、この情報も、全部入れたい』と欲張ってしまう事です。

LPはとにかく、簡潔に、必要最低限の情報のみ載せるように注意しましょう。詳細情報はホームページに乗っているので、熱心なユーザーは自らホームページを訪れてくれます。

Webページを閲覧する人の大半は、Webページの隅から隅までじっくり見るようなことはありません。大半の部分を流し読みしながら、なんとなく理解して、そのまま問い合わせを行います。

データによっては、Webサイトのトップに問い合わせフォームを設置したサイトが一番問い合わせ率が高い、というデータもあるくらいです。

だからこそ、伝えたいメッセージはなるべく簡潔に、わかり易く記載し、なるべくスクロールさせずに、すぐに問い合わせが出来るような設計を意識してください。

例外として、LP上で決済機能を付けて何らかの商材を販売するケースでは、コンテンツの内容がしっかりと作りこんであるLPの方が売れる傾向にあります。

POINT!

  • 経験がない人ほどコンテンツを盛り込みがち。内容は必要最低限に抑えよう
  • 問い合わせフォームを極限まで軽くしよう
  • 可能であれば問い合わせ特典(オファー)を用意しよう
  • TOPビューに問い合わせを誘致するボタンを設置しよう
  • 期間限定、先着〇〇名、などのユーザーの背中を押す文言を入れよう

広告出稿する場合は、LPと同時にバナーを作成する

全てのケースでそうだとは言えないとは思いますが、大抵の場合LP作成と広告出稿はセットで考えられることが多いです。

その場合は、LP作成と同時にバナーも忘れずに作成しておきましょう。

なるべくLPのテイストと合わせて作りましょう。具体的には、色、デザイン、文言、写真のテイストなどをLPで使用しているものと極力合わせるように作成を依頼しましょう。

理由としては、『バナーに興味を惹かれてクリックしたら、全く違うテイストのLPに遷移して、無関係なページだと思って離脱してしまう』というケースを減らすためです。

LPに限らず、バナーやボタンに書いてある文言と、遷移した先のトップビューに書いてある文言が異なるだけでページからの離脱率が上がる、というデータもあるので、こちらは極力注意してください。

バナー内には『サービス名/会社名』などの事業体の表記も忘れずにしましょう。

バナーのサイズは以下の9種類で作っておけば抜け漏れはないかと思います。

300×250
336×280
728×90
320×50
320×100
250×250
200×200
1200×628
300×300

拡張子は、JPEG、JPG、PNG、GIFで作成し、容量は150kb以下を目安に作成しておけば無難です。

LPに合った最適なバナーを選んで設定しましょう。

POINT!

  • 広告出稿を予定している場合は、時間やコスト削減のために、LPと同時にバナーを発注しておこう
  • まずは1種類作成し、内容に満足してから別サイズを作ろう。全サイズ作ってから修正すると大変
  • 広告媒体によって、バナーの規約が違うため、先に1サイズ作ったものを審査に出してみよう

問い合わせフォームは簡単に

問い合わせフォームの記入項目は必要最低限にしましょう。このフォーム最適化のことをEFO(Entry Form Optimization)と呼んだりします。

問い合わせフォームが煩雑であったり、入力しにくいと、折角問い合わせをする気だったユーザーが離れてしまう原因となります。

また、

  • 郵便番号を入力したら自動で住所が途中まで表示される
  • 必須項目を入力せずに送信ボタンを押した人には、未入力部分が赤くなる

など、当たり前の機能は必ず実装するように注意してください。

また、業種やターゲットとする年齢層にもよりますが、問い合わせフォームの設置とあわせてLINE公式アカウントへの登録の導線も用意しましょう。

昨今、特に若年層はメールアドレスを持たない人が増えてきました。そもそもメールを使うメリットがほとんど無くなってきた今、LINEやSNSのメッセージ機能を使って連絡のやりとりを行う人が多いのが現状です。

この様な時代背景の中で、メールアドレスが必須の問い合わせフォームのみで構えるのは、機会損失に繋がる可能性があります。

問い合わせフォームとあわせてLINEでも予約や問い合わせが出来るように、LINE公式アカウントの登録ボタンを設置しておきましょう。

POINT!

  • 極限まで使いやすくしよう
  • 郵便番号入力したら住所が自動入力される仕様にしよう
  • 記入例を必ず書こう。ハイフンの有無、小文字か大文字などユーザが迷うところを無くそう
  • 特に若年層がターゲットの場合はLINE公式アカウントへの導線を設定しよう

ランディングページにWEB集客する

実店舗としての美容室の写真

リスティング広告

リスティング広告については、前回の記事に詳細を記述しています。

一点だけ注意点としては、ホームページとLPでは『LP』の方がお問い合わせに到達する確率が高いので、リスティング広告を運用する際は、バナーのリンク先をLPにしておくことを推奨しています。

もし問い合わせ率が思うように上がらなければ、バナーをクリックしている人の期待と、LPで記載されている内容がミスマッチしている可能性があるので、LPの内容を改善していきましょう。

この辺りはデータをみながら適宜改善していくスキルが求められます。このあたり、もし興味があればお気軽にお問い合わせください。

POINT!

  • 前回の記事を読み直そう
  • LPはCVRをみて継続的に改善しよう

DSP広告

DSPとは、ディスプレイネットワーク広告の略称です。

DSP広告は簡単に説明すると、世の中のWebサイトの余った広告枠を集めてそこに広告を配信する仕組みのことです。

この形式の広告には、運用に慣れている方以外は、手を出さないようにすることをおすすめしています。

理由は、DSP広告を実施すると確かに広告面は増えるのですが、どこに配信されるか指定が出来ず、最悪の場合費用だけが多くかかってしまう懸念があります。

まずはサイトに来訪したことのあるユーザーに対して、広告を追配信するといった手堅い広告運用からスタートするべきでしょう。もし上記をやりきって施策に詰まっている、という方は別途ご連絡ください。

POINT!

  • DSPは広告枠を指定できないため、費用対効果が合いにくい場合も
  • GoogleやYahoo!のディスプレイ広告をやってなお予算が余ったら始めよう

SNS広告

Twitter、インスタグラム、Facebookの広告の特徴は、広告を配信するユーザーの属性をある程度細かく指定できる点にあります。

例えば、『東京都内在住の40代の主婦』といったセグメントの切り方で広告配信できるため、狙った通りのユーザーに届きやすいというメリットがあります。費用対効果的にも良い結果が出やすい傾向にあります。

SNSの通常投稿と合わせて広告を出すことで、短期的な集客効果が得られます。SNSを重視している場合はこれらの広告出稿を考えてみるのも一案かと思います。

商材やターゲット層によってどのSNSが親和性が高いかなどの特徴もありますので、プロに相談するのも良いかと思います。

POINT!

  • SNSはユーザの属性を細かくセグメントしやすいのでうまく活用しよう
  • これからの時代は、SNS活用は必須なので、自分がやっているかやってないかを関係なく早めに取り組もう

記事広告、キュレーションサイト広告

スマートニュースやグノシーといったニュースサイトに、記事広告を出すことが可能です。

一方で、この施策はかなり高額なお金がかかるので予算が潤沢な場合の選択肢として考えましょう。

金額は、数十万~数百万とその媒体の大きさによって変動しますので都度問い合わせる形となります。逆に言えば記事広告を出稿するのに料金が低い媒体はあまり広告効果が見込めない先と言い換えることもできそうです。

ターゲットユーザーの属性や行動をしっかりと事前調査して最適な出稿媒体を選ぶように注意しましょう。

POINT!

  • 広告費が安いからと言って記事広告を出稿するのはやめよう
  • しっかりと実績やサイトのユーザー属性を調査してから意思決定しよう

ユーチューバー、YouTube広告

YouTubeを使った集客は、現在最もトレンドな広告方法と言えるかと思います。

自社のサービスと親和性が高そう、かつチャンネル登録者数が多いユーチューバーに、お店に来店してもらい、それを動画にしてもらって集客するといった方法です。

ユーチューバーへ支払う金額は、だいたいチャンネル登録者数×1~5円が相場と言われています。

金額やファン層によっては全く費用対効果が合わなくなる可能性が高いため、事前の入念な調査が必要です。

POINT!

  • ユーチューバーの投稿内容、チャンネル登録数や平均視聴再生回数を必ず確認しよう
  • ユーチューバーのファンの年齢層などを確認しよう

ランディングページ制作・集客、まとめ

今回は、店舗型のビジネスへのWeb集客手法の内、ランディングページ(LP)の制作・集客方法に絞って具体的な方法論を解説しました。

次回でこの実店舗型へのWeb集客シリーズは最終回となります。次回は、SNSでのWeb集客やその他の手法について解説していきます。

Endorphinsでは、Web集客に特化した『コンサル型Webサイト制作』サービスを提供しています。

上記の様なWeb集客方法を見越したWebサイトやランディングページを制作されたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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