今回は、実店舗へのWeb集客戦略最終回の第四弾です。
SNSを使った集客手法やその他の手法について解説していきます。
第一弾の『実店舗へのWeb集客戦略〜ホームページ作成編〜』、
第二弾の『実店舗へのWeb集客戦略〜ホームページへのWeb集客編〜』、
第三弾の『実店舗へのWeb集客戦略〜ランディングページ編〜』へは、以下のリンクをご参照ください。
店舗にWebで集客したいけど、『何すればいいのか』『大体の予算感を知りたい』という方向けにWeb集客方法の完全版をお届けしたいと思います。
もしも、自社で実行するのはノウハウが無いし不安、全てやるには工数がかかりすぎるという方は、私の方で全て請け負いますのでお気軽にお問い合わせください。
目次
SNSでWeb集客する
Twitterは、現在SNSの中でも最も拡散性の優れたアプリケーションと位置付けできます。
近年多くのビジネスマンがTwitterアカウントの運用に力を入れ始めました。その用途は自社のサービスや商品の販売から採用まで幅広い目的のために使用されています。
他のSNSと異なり、ツイート内容をリツイートしたり、引用したりといったことが容易に出来、良いサービスを的確に配信できれば認知拡大を期待できます。
Twitterの始め方は以下の通りです。
アカウントを開設
↓
目黒・ホワイトニングなどのサービス内容を氏名欄に入れる
↓
プロフィール写真は、可能な限り個人の写真にする(理由は後述)
↓
プロフィール欄に店舗のLPかホームページのURLを載せる
↓
いくつか店内写真などを投稿する
↓
『今なら〇〇円オフ』的なキャンペーン系の投稿をする
↓
キャンペーン投稿をTOP固定ツイートに設定する
↓
自社サービスに興味がありそうなユーザーや、競合アカウントをフォローしているユーザーをフォローする
↓
自社アカウントをフォローしてくれた人はフォローをし返す
↓
定期的にツイートする
という流れです。
特にアカウント立ち上げ当初は、誰からも認知されておらず、ツイートしても反応が薄いことが普通です。最初は特に『認知してもらうこと』を目標に積極的にフォローをしていきましょう。
運用に関してはGoogleアナリティクスを見てTwitter経由での流入をチェックしましょう。Twitterに関して詳細な分析をしたい方は、『Soical Dog』というTwitter分析ツールがおすすめです。
最近は、ビジネスの名称や店舗名でアカウントを作るより、誰か個人をキャラクターとして立てて、その人のアカウントとして見せるほうがフォロワー数が増える傾向にあります。
個人アカウントとすることでユーザーとの心理的な距離感が縮まるのかもしれません。もしオーナーの方や店舗内に顔出しOKなスタッフの方がいればその方のアカウントとして運用していくのが良いでしょう。
POINT!
- 初期は特に自分のアカウントを認知してもらえるように積極的にフォローしよう
- Twitterは拡散性が高いため、うまくリツイートやイイネを活用しよう
- Twitter分析ツールなども積極的に活用しよう
インスタグラム
インスタグラムは急速にユーザー数を伸ばしてきているSNSの一つです。 最近ではインスタグラムで物販できる機能が実装されるなど実店舗と相性の良い機能開発が進んでいます。
特に『コスメ』『食品・飲料』『服・シューズ・バッグ・アクセサリ』のジャンルでは、購入者がインスタグラムを参考にしているというデータがあり、これらの商品を販売している実店舗はインスタグラムの運営は必須でしょう。
インスタグラムは、『閲覧数』『フォロー率』『ブックマーク率』、そのほかにも『閲覧時間』などが重要な指標になってきます。
これらの指標を向上させるためには、
- 検索数の多いハッシュタグをたくさん載せる
- ハッシュタグをつけてインスタアップしてくれれば〇〇円割引などキャンペーンを行う
- 見ていてテンション上がる“インスタ映え”写真をアップする
- フォローするメリットのあるお得情報をアップする
- ユーザーの役に立つ知識を数枚に分けてアップする
ということを意識して投稿していきましょう。
フォロワーやイイネをしてくれたユーザー、競合アカウントをフォローしているユーザーをフォローするなど、地道な活動も効果があります。
アカウント開設の流れは
アカウントを開設
↓
目黒・ホワイトニング等のサービス内容を氏名欄に入れる
↓
プロフィール写真は、可能な限り個人の写真を使う
↓
プロフィール欄に店舗のLPかホームページのURLを載せる
↓
いくつか店内写真などを投稿する
↓
『今なら〇〇円オフ』的なキャンペーン系の投稿をする
↓
自社サービスに興味がありそうなユーザーや、競合アカウントをフォローしているユーザーをフォローする
↓
定期的に投稿する
といった具合です。
特にプロフィール写真は、ほかのSNSと違い拡大表示できない仕様になっています。インスタグラムのプロフィール写真は意識して解像度の高い、ハッキリと人となりがわかるような写真を設定するよう意識してみてください。
また投稿にURLのリンクを貼ることが出来ない、という点も他のSNSと異なる点です。(プロフィール欄にはURLを貼ることが可能です)
投稿自体の魅力度を上げてプロフィールをみてもらう
↓
プロフィールにある自社LPもしくはホームページのURLをクリックしてもらう
↓
サービスを認知してもらう
といった手順を踏まなくてはならないので、特に投稿の質が重要になってきます。
POINT!
- 初期は特に自分のアカウントを認知してもらえるように積極的にフォローしよう
- 投稿にURLを載せられないので投稿の質を特に意識しよう
Facebookは、ユーザーの高齢化が進みビジネスでの活用プレゼンスが低くなっているSNSの一つです。
ただし、近年はFacebookページを使ってオンラインサロンを運営する人が増えた関係もありアクティブユーザー数が増加傾向にあるため、アカウントは必ず開設しましょう。
法人アカウントを作るか個人アカウントをビジネス使用するか迷うところですが、私は基本的に法人アカウントを作ることを推奨しています。
活用方法としては、実店舗に来た方に対して友達申請をさせてもらう、もしくは法人ページにイイネをしてもい、お得なキャンペーン情報などを地道に配信していくしかないのでは、と考えています。
POINT!
- Facebookは年齢層が高いため、高額商品などを取り扱う場合は効果が合いやすい
口コミサイト対策でWeb集客する
口コミサイトとは、ユーザーが商品・サービスなどに関する評価を投稿・閲覧・比較できるウェブサイトのことです。
実店舗のWeb集客を考える上では、『Googleマイビジネス』の口コミは特に意識してください。
Googleマイビジネスについては、以下の記事に詳細を記載しています。
口コミ数を増やす
今回のようなホワイトニング店の場合、以下のようなサイトでユーザーのレビューを見ることが多いでしょう。
- Googleマイビジネス
- ホットペッパービューティー
来店した際の感想から、どういう状況の人が来店してどうだったかの個人体験を書いてくれるため、新規来店を検討している人には良い判断材料になるでしょう。
特にGoogleマイビジネスでは、近年Googleの検索結果表示画面にマップが表示されるようになり、必然的にそこに乗っている口コミも良く閲覧されるようになっています。
ここに良い評価の口コミが多く掲載されているだけで集客効果は向上します。
店舗に来ていただいたお客さんにGoogleマイビジネスの評価と口コミを記入してもらうようお願いし、記入してもらった人には『〇〇円オフ』的なキャンペーンをすることをおすすめしています。
また口コミに対する『返答』も重要になってきます。丁寧な答えを返しているか、特にマイナスの口コミに対して誠意ある返答をしている店舗には、ユーザーの信頼度も向上するはずです。
口コミには必ず返答するようにしてください。
POINT!
- 評価や口コミは非常に重要。数をかせぐだけで他社との差別化をはかれる
口コミに対しては誠意ある返答をしよう
悪意のある口コミにはしっかりと対応する
マイナスの口コミには誠意ある返答をしよう、と上述しましたが中には明らかな悪意を持った口コミも存在します。
そういった口コミには、しっかりと反論していく、もしくは口コミサイト運営者に然るべきプロセスをもって報告しましょう。
明らかな悪意を持った口コミと判断できる場合には『ポリシー違反』として取り締まることが可能なケースもあります。
Webの怖いところは、こうした匿名の悪意を持った口コミで潜在顧客の印象が決まってしまうことがある点です。
抜本的な解決策は今のところありません。普段の努力が正しい形で評価されるためにも、こうしたいわれのない口コミには、放置せずしっかりと正攻法で対処していきましょう。
POINT!
- 悪意を持った口コミには、しっかりと反論するか、口コミサイト運営者に報告しよう
SNSでの集客・その他の手法、まとめ
今回は、店舗型のビジネスへのWeb集客手法の内、SNSでの集客とその他の手法に絞って具体的な方法論を解説しました。
当記事で『店舗型ビジネスへのWeb集客手法』シリーズをいったん終わりとしたいと思います。
今回はホワイトニングのサロンを運営している事業者を例に挙げてWeb集客手法を開設していきました。業種業態によってもっと細かいこともいろいろありますが、ざっくりと考えられる施策を解説していきました。是非、参考にしてみてください。
Web集客の手段は山のようにあります。細かいことをやり出せばもっと多くのパターンが存在します。ただ、どれも売り上げを増やすには有効かつ基本的な施策ばかりです。
Web施策は、やるもやらぬも自由ですが競合よりも強く対策すれば、競合に勝つことが可能です。是非早めに取り組むことをオススメします。
今後は、色々な業種業態のより具体的なWeb集客手法を紹介していこうと思います。