皆さんこんにちは、エンドルフィンズ代表の田上です。
今回は、地方×店舗ビジネスで行うべき集客施策について解説していきたいと思います。
地方は都心に比べて人口が少ない分、店舗の集客も難しいと思われがちです。確かに人口が集客における大きな要素であることは間違い無いのですが、やり方次第で地方でも都心に負けないくらい顧客を獲得することが可能です。
かく言う、私の親も福岡県で幼児教育教室を開いており、そこのマーケティング施策を請け負っているのですが、今回ご紹介する集客施策を実施することでWebサイトへの訪問数、Webサイトからの問い合わせ数が着実に伸びてきています。
今回は、地方で店舗ビジネスを手がけられている方向けに、最初に行うべき集客施策をご紹介したいと思います。
目次
中・長期的な集客施策はWebで行う
地方で店舗ビジネスを行われている方には、集客方法としてWebを活用することに抵抗感がある方が少なくありません。
確かにWebでの施策は即効性が乏しいので効果を実感できるまでに時間がかかります。
ですが、集客力は確実にWebの方へと以降してきており、今施策を打ち始めないと取り残されるのは間違いありません。Web集客は『やったほうがいい』のではなく『やらなければならない』と言えるほど必要性が高まっています。
中・長期的な目線で今のうちからWebでの集客施策を始めましょう。
アプローチ手段はたくさんありますが、まず始めに取り組みたい施策を3つご紹介します。
GoogleマイビジネスでMEO対策
Googleマイビジネスとは、Googleが提供している無料ツールになります。
主に店舗型の実住所をもつビジネス主に対して、その店舗情報や最新情報を発信するために用意されたツールになります。
このGoogleマイビジネスの何が良いかというと、こちらに登録することで上の写真のように、検索結果ページの上部の地図に自分の店舗が表示されるようになることです。
上の例では、『福岡 高宮 幼児教室』のキーワードで検索した結果ですが、2番目に私がマーケティングを担当しているEQWELチャイルドアカデミーの情報が出てきています。
こうしたGoogleマップ上で検索結果に表示されやすくする施策のことを、『MEO(Map Engine Optimization)』マップエンジン最適化と呼びます。
このGoogleマップ上の検索結果は、常に検索結果ページの上部に表示されるため、一般的に言われるSEO対策よりも効率的に人目につきやすくなります。
つまり、MEOはGoogleマイビジネスという誰でも無料で使えるツールを使用することでSEO対策よりも効率的にWeb集客が可能な施策と言い換えることができます。
地方で集客したいのならば、MEO対策は取り組まない理由がありません。SEOに比べて成果が出るまでの時間も短いため、その観点からも特にオススメできる方法です。
店舗ビジネスを営んでらっしゃる方は、今すぐにGoogleマイビジネスのサイトにアクセスして、登録を始めましょう。MEO対策方法は様々な抑えどころがありますが、最も重要なのは継続的な情報発信です。
様々なイベント情報や、写真、セールの情報など日々の営みの中で発生する様々な情報を積極的に発信しましょう。
また、Googleマイビジネスでは口コミを投稿してもらうことが可能です。
上の写真の例では、3つ掲載されている事業体の中でEQWELチャイルドアカデミーのみが口コミの星がついているのがわかると思います。この検索結果ページにアクセスしてきたユーザーがどの事業体に好印象を持つかは一目瞭然だと思います。
Googleマイビジネスをしっかりと活用して、低コスト低リスクでWeb集客施策を始めましょう。
自社ブログで地域名でのSEO対策
次は、SEO対策の一環です。
SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」のことです。例えばGoogleやYahoo!で検索するとサイトが一覧表示されますが、この検索結果の上位に表示させるための取り組みをSEOと言います。
サイトが上位表示されればユーザーの目に留まりやすくなるので、自然と認知度も高めることができます。店舗の認知度が高まれば、集客力向上というメリットを得られます。
このSEO対策に最も有効と言われているのが、自社サイトの中にブログを立ち上げて、ブログ記事を継続的に発信し続けることだと言われています。
上の写真は、EQWELチャイルドアカデミーのサイトのブログの写真ですが、タイトルを見ると必ず『地域名』や『幼児教室』といったキーワードが設置されているのがわかると思います。
SEO施策におけるキーワード選定方法については以下の記事でご紹介していますので興味のある方は見てみてください。
Web集客力を上げたいキーワードを含めたブログ記事を量産することで、Webサイトの検索順位が向上し、Webサイトの認知度が高まります。
前述したように、SEO対策は結果が目に見えるまでに時間のかかる施策です。ですが、一度軌道に乗ればブログ記事がWeb上から多くの見込み客をWebサイトに連れてきてくれます。
必ず今のうちから中・長期的な目線で取り組みましょう。
地方の店舗型ビジネスであれば、キーワードに地域名を含めるのは必須です。その他細かい運用ポイントにご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
地方Webメディアへの掲載
地方での効果的な集客方法として、地方のWebメディアへの掲載が上げられます。
地方Webメディアとは特定の地域にフォーカスを当てて、テーマに沿ったコンテンツを提供するサイトのことです。地域密着型のメディアとも言えます。
例えば福岡県福岡市の美味しいご飯屋さんをランキング形式で紹介するサイトや、幼児教室を比較するサイトなどが地域密着型のメディアの代表例です。
ポータルサイトとは異なり1つの地域に特化して情報を掲載するため、地方の店舗も取り上げてもらいやすくなります。その結果、認知度や集客力も向上させることができます。
また、上述の通り比較サイトやランキングサイトなどは、その業種・サービスに興味はあるものの、どこにすれば良いか迷っているユーザーにリーチできるので、購買活動に結びつきやすく費用対効果が高いというメリットがあります。
Webメディアによって、掲載料やランキングに含めてくれるのかはまちまちですが、めぼしいサイトをリストアップして問い合わせしていくことをオススメしています。
短期的な集客施策はアナログ施策
短期的に目に見える効果が出るという点でいうと、やはり引き続きアナログ施策が強いと言えるでしょう。
アナログ施策に関しては今まで実施したことがあるという方も多くいらっしゃると思います。
Web集客が当たり前のように行われる時代になるからこそ、アナログな方法を使った集客も合わせて取り組めば、より幅広いユーザーに訴求できます。
よって、短期的な施策としてアナログ施策を引き続き行い、その集客力が衰えないうちに中・長期的なWeb施策を育てていくことをオススメしています。
アナログ施策の中でも『ポスティング』と『看板広告・乗り物広告』はユーザーにとってわかりやすく集客効果も優れています。特に地方はネットやスマホを利用していない高齢者も多いため、アナログでの広告は需要が高いと言えるでしょう。
ポスティング
ポスティングとは、いわゆるチラシ投函のことです。
アナログ集客において最もポピュラーな施策であり、多くの事業者が利用した経験があるのではないでしょうか。
ポスティングのメリットとして、配布する地域や日時を細かく絞り込めるため、店舗の情報を広めたい地域に確実に情報を届けられる点が挙げられます。また、折り込みチラシと違い、新聞を購読していないユーザーも訴求できる点も魅力的です。
最近はネット印刷サービスがポスティングも込みでサービス展開しています。手軽でコストがかかりにくく、チラシ以外のハガキやカタログ形式などでも配布が可能です。
一方、デメリットとしては簡単に廃棄されることが挙げられます。
ポスティング施策をうつ際には、目に留まりやすいチラシの内容やデザインをしっかりと考えましょう。
看板広告・乗り物広告
もう1つポピュラーなアナログ集客方法として看板広告・乗り物広告が挙げられます。
看板広告は、周辺道路から見える大型看板、建物や電柱に設置する看板、店舗の入り口付近に出すスタンド看板などです。
乗り物広告は、地方バス、電車などの車内広告のことです。
これらの広告は、視認性に優れ、基本的に設置場所が変わらないため、繰り返してユーザーの目に留まります。
ユーザーは、知らず知らずの内に店名やサービス内容を頭の中に刷り込まれており、何かアクションを起こす際に自社サービスを検討の俎上に置いてくれるというメリットがあります。
デメリットとしては、一定のコストがかかってしまう点と、掲載できる情報量が限られてしまう点です。
ある程度予算に余裕のある場合に検討すべき施策と言えるでしょう。また実施を検討する場合は、しっかりとデザイン、含める情報について吟味してから広告出稿するようにしましょう。
『地方×店舗ビジネス』の集客方法、まとめ
今回は、『地方×店舗ビジネス』というテーマでまず最初にすべき集客方法について解説しました。
特に最初の方で紹介した『Googleマイビジネス』などは早ければ早いほど効果を発揮し、費用も掛からず始められるので実施しない理由のない施策です。
Web集客という言葉に馴染みがなく、一歩めをめんどくさいと思われる方もいるかもしれませんが、中・長期的にみて必ず差が生まれる施策ですので今から確りと取り組んで行きましょう。