皆さんこんにちは、エンドルフィンズ代表の田上です。
今回は、Web集客力(SEO)を強くするための施策を外注した場合にどのくらいの費用感になるのか、について解説していきたいと思います。
ホームページやWebサイトは本気で運用に取り組めば中・長期的に競合他社に差をつけることが出来る有用なツールです。
一方で、下手なホームページやWebサイトを一度作ってしまったり、戦略もなく運用をスタートしてしまうと、その後の数年を棒に振ってしまう可能性があります。
本気で取り組むのであれば、やはり初期の段階でプロに依頼して戦略や施策を検討し、正しい方向性の下で取り組まれることをオススメします。
今回は、そんな外部のプロを入れる際にどのくらいの費用感が相場なのか、という点について解説していきます。
目次
Web集客力(SEO)を高めるポイント、おさらい
まずは、Web集客力(SEO)を高めるポイントについておさらいしていきたいと思います。
詳細な解説は以下の記事でまとめているので、興味のある方はご参照ください。
ポイントは以下の3つです。
- 検索キーワードの選定
- 内部施策
- 外部リンク施策
ポイント1:検索キーワードの選定
ポイントその1は、『検索キーワード』の選定です。
Googleなどの検索エンジンを提供している会社は、検索する人のニーズに最もマッチした情報を持つWebサイトを表示すべく日夜努力を続けています。
よって事業者側は、Googleなどの検索エンジンを使っている一般ユーザーにどんな検索キーワードを打ち込んだ時に、自社のホームページ(HP)が表示されてほしいかを決め、そのニーズに合った質の高い情報を多く取揃えることでWeb集客力(SEO)が向上するのでした。
ポイント2:内部施策
2つ目のポイントは、内部施策です。
内部施策は、ホームページの内容や構成がどれだけユーザーにとって分かりやすい設計にしているかをGoogleにアピールする手法になります。
よって具体的な施策内容は以下の様なものになります。
- ディレクトリ構造の整理
- HTMLタグの最適化
- XMLサイトマップの導入
- パンくずリストの設置
- 関連記事同士の内部リンク
ポイント3:外部リンク施策
3つ目の施策は、外部リンク施策です。
外部リンクとは、自社サイトへのリンクが他者のサイトに設置されることを指す言葉で、一般的には『被リンク』などと呼ばれています。
自社サイトの内容やブログ記事が他者のサイトに設置されるということは、自社サイトの内容が有益だと判断されたはずだ、とGoogleが判断するのです。
Googleから有益だと判断される為には、高品質な被リンク、つまりGoogleの評価アップ狙いで意図的に作成したWebサイトなどからの被リンクではなく、人の手で管理・更新されているサイトに設置された“自然なリンク”を増やさなければなりません。
SEO対策別の費用目安
それでは、各施策毎に費用感を見ていきましょう。
Web集客施策(SEO施策)の費用は、どの程度まで深く対策を行うか、またどの程度人の手を掛けるかによって変わってきます。そのためここで紹介する費用は、あくまでも目安として参考にしてください。
今回は、『サイト設計(キーワード設計+ホームページ制作)』『内部施策』『外部施策』『Web集客(SEO)のコンサルティング』『コンテンツマーケティング』の5つの施策について触れていきます。
サイト設計(キーワード設計+ホームページ制作)
サイトの設計費用は、一般的に100万円〜と言われています。設計に加えてサイト制作も行うため、他の施策と比べて高額になります。
費用は初期費用+月額の保守運用費という形が一般的で、しっかりとした対応をしてくれる実績のある制作会社ほど仕事が集まる傾向があり、その分高額になる傾向があります。
サイト設計は、Web集客力(SEO)向上施策の中でも肝になる部分です。下手な設計をしてしまうとその後数年に亘って苦しむことになりかねません。
適切に設計すれば、サイト内をGoogleなどのクローラーが巡回しやすくなるため、実施後の費用対効果も高いと言われています。これから新しくサイトを立ち上げたい場合はまず検討すべきでしょう。
ただし、Web集客力やSEO施策はすぐには効果が出ないものなので、長期的な視野を持って運用する必要があります。
内部施策
内部施策の費用は、サポートの内容やWebサイトの規模によって差がありますが、おおよそ10万円台〜100万円程度が相場です。
一括で支払う場合がほとんどです。
内部施策を行うことで、ユーザーにとって回遊しやすいサイトになり、ユーザービリティーが向上します。また、Googleなどのクローラーが巡回しやすくなり評価アップに繋がることが期待できます。
今までにホームページやWebサイトの内部施策を実施したことのない場合は、内部施策によって大きな効果を得られます。
一方で、すでに内部施策を行っている場合は、それほど効果が得られない可能性が高いのですが、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムは日々進化している為、定期的にメンテナンスとして内部施策をチェックされることをオススメします。
外部リンク施策
外部リンク施策については、実施をオススメしていません。
理由としては、外注して出来る施策が『被リンクを購入する』以外にないからです。
購入した被リンクは、Googleからガイドライン違反と見なされて大幅な減点を食らう可能性があり、その後の回復費用に余計にお金が掛かるといった事態にもなりかねません。
こちらに資金を投じるのであれば、自社サイト内に有益なコンテンツを作成する為に資金を投入することをオススメします。
なお一応の対策費用は、キーワードの検索ボリュームなどで変わりますが、およそ1万円~数10万円程度と言われています。
Web集客(SEO)のコンサルティング
Web集客(SEO)のコンサルティングの費用は、簡単なサポートであれば月数万円~、高度な技術的支援の場合は月数10万円~数100万円程度が一般的だと言われています。
ザックリとした内訳は以下の通りです。
- サイト内部の簡単な修正サポート:数万円程度
- SEO対策における継続的なアドバイス:月数万円〜数十万円程度
- CMSなどの高度技術支援:月数十万円~
基本的にWeb集客(SEO)のコンサルティングは日々の変化を追い、データ分析を行い、事業者視点で次の施策を考える必要がある為、特に他の施策よりも人件費が掛かります。その為、高額になりやすいのが特徴です。
一方で、最短で目標を達成しようと考えた場合に早さと確度の高い施策の一つだと言えるでしょう。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、Web集客(SEO)施策の中でも、資産性が高く、自社サイト内などに良質な記事などのコンテンツを作成していく手法になります。
コンテンツマーケティングを外注する場合の費用感は、安価なものだと1記事あたり1万円代で、コンサルティングを兼ねたものだと、10万円以上の金額になることもあります。
この金額感は、コンテンツの質に反映されます。安いものだと記事は作成してくれたものの、内容が薄く、結局書き直しにより多くの時間を割かねばならなかった、といった話はよく聞きます。
コンサルティングを兼ねた記事制作ですと、キーワード設計やタグ設計を始め、外注した場合の質を担保する方法や、チェック機能まで含めて制作してくれるので、質の高いコンテンツが仕上がります。
コンテンツマーケティングは、記事の量産よりも、記事の質を高めるのことを第一の目標として取り組みましょう。
Web集客力(SEO)を高める費用、まとめ
今回は、Web集客力(SEO)を強化するのに必要な費用感について解説しました。
今後、ビジネスの主戦場はWebに益々移行していきます。その際に競合他社と差がつくポイントはWebでの集客力です。現在、本気でWeb集客に取り組まれていない事業者の方は即行動することをオススメします。
また、出来るだけ初期の段階でプロの助言を入れた方が良いです。その後数年を棒に振るよりも、初期段階で正しい方向性で正しい努力を行える体制を整えることで最短で成果を上げることが可能になるでしょう。