皆さんこんにちは、エンドルフィンズ代表の田上です。
今回は、ホームページやWebサイトをリニューアルする際にWeb集客の観点から気をつけるべきポイントを厳選して紹介したいと思います。
ホームページやWebサイトのリニューアルは、そんなに頻繁に発生するものではありません。たまにしか行われないのが普通なため、初めてで何をしたらいいかわからない、というWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。
サイトのリニューアルの際は、デザイン面だけではなくWeb集客施策(SEO対策)もしっかりと行うことが必要です。
今回は、ホームページやWebサイトのリニューアルの際に、Web集客(SEO)の観点から対策しておくべき5つのポイントについて紹介していきます。
目次
サイトリニューアル時にWeb集客の観点から気をつけるべきポイント
サイトリニューアルの際に気をつけるポイントについて解説していきます。
また、以下の記事で『そもそもリニューアルは必要なのか?』という点について纏めていますので、こちらも併せてご覧ください。
ポイント1:ディレクトリ構造(URL構造)をツリー型にする
ホームページやWebサイトをリニューアルする際は、サイトのディレクトリ構造を『トップページ→大カテゴリ→中カテゴリ→小カテゴリ』といったツリー型(ピラミッド型)にするよう意識しましょう。
トップページ
∟大カテゴリ①
∟中カテゴリ①
∟小カテゴリ①
∟小カテゴリ②
∟中カテゴリ②
∟小カテゴリ③
∟大カテゴリ②
∟中カテゴリ③
こうすることにより、ホームページを訪れた人がサイトの構造を理解しやすくなります。また、この構造を構築することによってGoogleなどのクローラーが『ユーザーにとって分かりやすいサイト』として高評価をつけてくれやすくなります。
また、その際はURLにも意識を向けましょう。
URLもきちんと階層構造に則ったものにすべきです。例えば、上の図の場合、大カテゴリを以下のようなURLとします。
『http://www.sample.com/<大カテゴリの英語表記>/』
また中カテゴリは、
『http://www.sample.com/<大カテゴリの英語表記>/<中カテゴリの英語表記>』
このようにURLも階層構造に合わせた形に揃えましょう。
ここからは補足ですが、このURLの英語表記には『キーワード設計』で決めたキーワードを盛り込むと、よりWeb集客力(SEO)が強くなります。
キーワード設計については以下の記事で纏めていますので、興味のある方は是非ご覧ください。
ポイント2:内部リンクを張り巡らせる
リニューアル後のサイトでは、内部リンクを適切に張り巡らせましょう。
内部リンクとはホームページやWebサイトの中に含まれるページを行き来する為に設置するリンクのことです。
理想としては、全てのページに2クリック以内でアクセスできるようにディレクトリ構造や、内部リンクを設置すると良いと言われています。
内部リンクを適切に張り巡らせると、Googleなどのクローラーがサイトを巡回しやすくなると共に、クローラーが『ユーザーにとって分かりやすいサイト』と認識して高評価に繋がりやすくなります。
多くの場合、『パンくずリスト』や『フッター(ホームページの最も下部)』部分に全てのページへのリンクを設置することで対応しています。
ポイント3:titleタグ、メタタグを適切に設定する
titleタグ(タイトルタグ)、メタタグは、上の画像のように検索結果ページに表示されるものになります。
タイトルタグには、そのページの内容の要約を簡潔に設定しましょう。またWeb集客(SEO)の観点から、このタイトルタグにはキーワードを盛り込むようにしましょう。
タイトルタグは、35文字まで表示が可能なので、35文字の中で簡潔にまとめるようにしてください。
メタタグは、タイトルの下にある説明部分に表示されるテキストを設定するものになります。こちらもページの内容を簡潔に説明すると共に、クリックしてみたくなるような内容だと理想的です。
メタタグは、120文字まで表示が可能なので120文字でまとめるように意識してください。
一点だけ注意したいのが、リニューアル前の状態で良い検索順位が出ているページのタイトルタグ、メタタグは変えないように注意しましょう。
タイトルタグ、メタタグを変えたことによって検索順位が落ちてしまうリスクがあるので、タグの変更にあたっては、事前に検索パフォーマンスを調査した上で実施するようにしてください。
補足情報として『hタグ』も合わせて設定することをオススメします。『hタグ』については、以下の記事で解説していますので是非併せて見てみてください。
ポイント4:リダイレクトの設定を行う
少し技術的な話になりますが、リニューアルの際には『リダイレクト』の設定を忘れずに行うようにしましょう。
リダイレクトとは、URLが変わったWebページにアクセスがあった場合に、新しいページへ転送させる処理のことを指します。
サイトのリニューアルの際に、ディレクトリ構造などを変えるとURLの記述も変わるので、当然アクセスできなくなるページが発生します。
そうした古いURLがSNSなどで拡散されていた場合、ユーザーがそのURLをクリックしてホームページに流入してくる可能性があります。この様なケースに対応する為に、ホームページやWebサイトにリダイレクトの設定を行いましょう。
リダイレクトには主に、一時的にリダイレクトの設定を行う『302リダイレクト』と恒久的にリダイレクトを行う『301リダイレクト』の2種類の設定方法が存在します。
ホームページやWebサイトのリニューアルを行う際は、必ず恒久的な『301リダイレクト』を設定しましょう。
302リダイレクトを設定してしまうと一時的なリダイレクトとして検索エンジンが認識してしまい元のページがまだ存在しているという扱いになってしまいます。
リダイレクトの設定を忘れたり適切に行わなかったりすると、ユーザーがリニューアル後のサイトにたどり着けなかったり、最悪の場合検索結果ページにサイトが出てこなくなってしまったりします。
リニューアルの際は忘れずに『301リダイレクト』を設定しましょう。
ポイント5:Google Search Consoleに登録する
最後のポイントですが、リニューアルが完了したら『Google Search Console』に登録しましょう。
リニューアル前にGoogle Search Consoleに登録している場合は、サイトマップを更新して送信しましょう。
Google Search Consoleとは、Googleに対して『こんなWebサイトがあるよ』と登録できるツールになります。
このGoogle Search Consoleを介してホームページやWebサイトの構造や更新頻度なども登録できるので、クローラーが自社サイトをクローリングする頻度が上がったり、Web上でのパフォーマンスを確認できたりと様々なメリットがあります。
リニューアル後は、リニューアルしたことを早くGoogleに認識してもらう為に必ず『Google Search Console』に登録するようにしましょう。
サイトリニューアル時にWeb集客の観点から気をつけるべきポイント5選、まとめ
今回は、サイトリニューアル時に気をつけるべきポイント5つを解説しました。
サイトリニューアルを検討されている方は、是非今回紹介したポイントからリニューアルの計画を立ててみることをオススメします。