コンバージョン率向上のための『EFO』とは?

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皆さんこんにちは、エンドルフィンズ代表の田上です。

今回は、コンバージョン率向上の施策の一つ、『EFO』について解説していきたいと思います。

ホームページやWebページでお問い合わせや資料ダウンロードをコンバージョンに設定している場合、そのフォームの作り方次第でコンバージョン率に大きく違いが生じます。

今回は、エントリーフォームを設置する際の、コンバージョン率を向上させるポイントについて解説していきたいと思います。

目次

EFOとは?

印刷されたエントリーフォームの写真

そもそもEFOとは、Entry Form Optimizationの略称で、日本語訳すると『入力フォーム最適化』を意味する言葉です。

 Webサイトでコンバージョンとして設定する、お問い合わせや会員登録は基本的に入力フォームとセットになっているはずです。

その入力フォームをユーザーにとって使いやすいものに最適化し、コンバージョン率向上させる施策のことを総称してEFOと呼んでいます。

EFOはなぜ重要なのか?

上述したように、Webサイトは基本的にゴールを設置しています。

ECサイトであれば商品の購入がゴールでしょうし、コーポレートサイトならお問い合わせがそのサイトのゴールでしょう。

そのゴールの直前に設置されるのが、エントリーフォームです。つまり、エントリーフォームにまで訪れたユーザーがエントリーフォームが使いにくかったり、エラーが発生するなどを理由として、途中で離脱してしまうことは、せっかくゴール手前まできたお客さんをみすみす逃してしまっている状態だということです。

これは非常にもったいない状況であると同時に、改善施策を入れると効果が直ぐに現れる費用対効果の高い施策の一つと言えます。

例えば以下の例を定量的に考えてみましょう。

ECサイトの運営事業者だとして、例えば月に10万円の Web広告費を支払って Web集客をしていたとします。

1,000人のユーザーが流入してきたとして、その中の10%がエントリーフォームまで辿り着き、その中のさらに20%がフォームの入力を完了していたとしたら、顧客一人を獲得するのに

10万円÷(1,000人×10%×20%)=5,000円

5,000円のコストが掛かっていることがわかります。ECサイトで売っているものが5,000円以下だと赤字ですし、ビジネスとして成り立たせるためにはその他の諸経費も考慮に入れなければなりません。

この状況で例えばフォームの入力を完了している割合が20%から25%に改善したらどうなるでしょうか?

10万円÷(1,000人×10%×25%)=4,000円

たった5ポイント入力完了率が改善するだけで一人当たりの顧客獲得コストが4,000円になります。

この様に、エントリーフォームの改善策は直接のゴールに大きく影響するため、非常に費用対効果の高い施策と言えます。

EFOにまだ取り組まれていない方は是非、サイトの入力完了率をチェックしてみましょう。

ユーザビリティの低いエントリーフォームとは?

スマホを触る女性の写真

エントリーフォームの入力途中でユーザーが離脱してしまう原因は多々あるのですが、最も大きな要因はそのフォームの使いにくさだと言われています。

どの様なエントリーフォームを人は使いにくいと感じるのか、その特徴が大きく4つあります。

一つ一つ解説していきます。

特徴1:余計な導線がある

まずは、余計な導線があるケースです。

エントリーフォーム自体の要因ではないのですが、例えばエントリーフォームが設置してあるページの一番上に他のページへのリンクが設置されていたり、エントリーフォームが設置されているページに広告が多く設置されていて、入力完了ボタンが分かりにくいといったケースがこれに当たります。

特徴2:入力項目数が多い

次に、入力項目が多いエントリーフォームも離脱率が高まります。

入力項目が多いと、そもそも入力すること自体を面倒に感じてしまい途中離脱する可能性が高まります。

入力項目は最低限に絞る様に意識しましょう。

特徴3:入力欄が多い

特徴の3つ目は、入力欄が多いエントリーフォームです。

よく見かけるのが、名前を『姓』と『名』で分けているエントリーフォームなどがこれにあたります。

こんなことなの?と思われるかもしれませんが、入力欄を分けることでユーザーに欄を変えるという一手間を強要しており、それを面倒くさいと感じて離脱してしまう可能性は大いにあります。

ユーザーに極力ストレスをかけない、ということを意識してエントリーフォームを見直してみましょう。

特徴4:入力時にエラーが発生する

特徴の4つ目は、入力時にエラーが発生するフォームです。

半角しか使ってはいけない項目や、記号を使ってはいけないなど、ルールを設定するのはいいのですが、しっかりと分かりやすく但し書きがされていないとそもそもユーザーは入力時点で認知できません。

いったんエントリーフォームへの入力を終え、送信ボタンを押したらエラーになってしまった、という時点で一定数のユーザーは離脱してしまいます。

極力エラーの状態を出さない工夫が必要です。

EFOのポイント、4選

ポイント

EFOはとことんこだわって実施すると、とても奥が深い領域なので、ホームページの運用を初めて着手される方などは、どこから手をつければ良いか分かりづらい領域だと思います。

そんな初学者の方向けに、ここだけは意識すべきというポイントを以下の通り4つまとめています。

まずはこの4つを意識してエントリーフォームを見直せばまず間違いないと思いますので、是非参考にしてみてください。

ポイント1:入力項目以外の要素を置かない

ポイントの一つ目は、入力項目以外の要素を極力置かないということです。

エントリーフォームは、ゴールの直前です。

ユーザーがゴールを決める為に邪魔になりそうな要素、気が散る要素をそのページから出来るだけ排除しましょう。

具体的には、他のページやサイトへのリンク、広告の表示などです。エントリーフォームを入力する際にこういった要素が表示されていないかチェックしてみましょう。

ポイント2:入力項目をなるべく少なくする

ポイントの2つ目は、入力項目をなるべく少なくすることです。

多くの事業者はエントリーフォームの項目を決定する際に、どうしてこの項目が必要なのか?ということをあまり突き詰めて考えていません。

そこでまずは、ユーザーの住所って本当に必要?ユーザーの電話番号って本当に必要?ということを見直してみましょう。

個人情報の管理がますます厳しくなる流れにあるので、必要のない個人情報はセキュリティーの面からも集めない方が得策です。

まずは、自社のゴール設定から本当に必要な情報だけを集めるエントリーフォームに直しましょう。

また、見た目や体感で入力項目を負担に感じさせない工夫も考えられます。

例えば、最近の流行りは『フォームの入力にかかる時間を明記する』といった施策をよく目にします。

このフォームは3分で入力が完了しますといった文言が最初に書かれているだけで、このフォームは簡単に入力できるんだなとユーザーに思わせることが可能です。

フォームを見直す際には、こうした認知の部分でもユーザーの負担を軽減できないか、チェックしてみましょう。

ポイント3:入力欄をなるべくまとめる

ポイントの3つ目は、入力欄をなるべくまとめるということです。

上記で例示したような、名前を姓と名に分けている項目など、これって一つの入力欄で済むんじゃないの?というポイントがないかチェックしてみましょう。

ユーザーの住所などを取得しているフォームでは、郵便番号をハイフンで区切って前後の欄を分けているケースや、市町村区より下の住所を入力する欄が複数個に分かれているケースなど散見されます。

こうした入力欄を分ける施策が本当に必要なのか、事業者側のシステム対応で一つの入力欄にまとめることはできないか、検討してみましょう。

ポイント4:何を入力すべきか誰にでも分かるようにする

最後のポイントは、入力欄に何を入力すべきか誰でもわかるようにする、ということです。

まずは、その入力欄が入力必須なのか、入力必須でないのかをハッキリと明示しているかチェックしましょう。それだけで大分ユーザーの負担は軽減されます。

また、入力欄にはプレイスホルダーと呼ばれる、文字をデフォルトで薄く表示する機能が搭載されています。以下の写真の様なイメージです。

エントリーフォームに関する写真

こちらに、入力すべき事項を事前に例示しておくとユーザーは何を入力すれば良いのかを直感的にわかる様になるのでおすすめです。

半角全角やスペースを空けるべき箇所などがある場合は、その入力欄の近くに分かりやすく注意書きをすることも忘れない様にしましょう。

コンバージョン率向上のための『EFO』とは?、まとめ

今回は、コンバージョン率を向上させるための施策の一つ『EFO』について解説しました。

エントリーフォームはゴールの直前のステップなので、改善効果が出やすい施策の一つです。

ぜひ、こちらの記事を参考に自社のサイトを見直してみてください。

Endorphinsでは、Web集客に特化した『コンサル型Webサイト制作』サービスを提供しています。

上記の様にEFOを含め、エントリーフォームへの導線なども考慮した最適なホームページ、Webサイト制作を得意としております。

ご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください。

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