【第6回新米マーケターと一緒に学ぼう】色の効果とは?基本事項を確認しましょう

新人マーケター6回目の表紙

皆さんこんにちは、Endorphinsのマーケティングロールのイトマンです!

第5回ではwebサイト制作に関わる基本について、制作会社とやりとりする上で最低限、押さえておきたいポイントをまとめました。

第6回では制作会社とのやりとりをする上で欠かせない「色」に関する基本についてまとめていきますが、分量の多い内容となってしまいますので第7回と2回に分けています。

色によって人に与える印象が大きく変わりますので、制作会社と密なコミュニケーションが取れるよう、ぜひ学んでいきましょう!

まだ、これまでのシリーズを読まれていない方はそちらもぜひ確認してくださいね。

【第1回新米マーケターと一緒に学ぼう】WEBマーケティングとは?基本事項を確認しましょう

目次

発色方法(カラーモード)

色を表現する方法には大きく分けると「加法混色(RGB)」と「減法混色(CMY/CMYK)」の2つの方法が存在し、それぞれで特徴が異なります。

それぞれの違いや特徴を把握せずに校正・修正依頼をすると想定外の結果になることもありますので、しっかりと把握するようにしましょう。

加法混色(RGB)

色の表現方法の一つで、利用する色の赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の頭文字をとってRGB方式と言われます。

ディスプレイ装置など黒を下地とした箇所に、RGBのそれぞれの配分を調整して光を当てることで、白色まで含めて様々な色を表現することが可能となっています。

なお、光の三原色を利用しているため光を出力する装置が必要になりますし、光を受け取るディスプレイ側の設定も様々です。

このような機器の影響を受けるため、視聴者の状況によって見え方が変わりやすい表現方法となります。

そのため、微細な色調整であれば誤差の範囲になってしまいますので、大きな変更でない限りは色調整の必要はないと覚えておきましょう。

減法混色(CMY/CMYK)

色の表現方法の一つで、利用する色のシアン(Cyan:水色)・マゼンダ(M:マゼンダ)・イエロー(Yellow:黄色)の頭文字からCMY方式、もしくはこれに黒(Key plate)を追加したCMYK方式と言われます。

通常の印刷などに使われており、印刷紙など白を下地とした箇所に、CMYのインクを混ぜ合わせて色を表現することが可能となっています。

なお、色の三原色を利用しているため理論上ではCMYの三色で全ての色を再現することが可能ですが、実際に印刷をしてみると三色だけでは黒を作ることが難しいため、Kを追加した四色で色の表現をする方が一般的です。

印刷を前提としている方式のためインクや素材(材質・紙質など)、印刷機のメーカーによって見え方が変わることもありますが、RGB方式と比べると人による見え方の違いが起きにくい方法となります。

なお、ディスプレイと印刷した色ではRGB方式とCMYK方式の違いがあるため、完成物の形態に合わせた状態(HPならディスプレイ上、パンフレットなら紙上)で校正することをお勧めします。

色の特徴

色は「色相・明度・彩度」の3要素を決めることで1つに定まります。

色相は赤や青といった色味のことを、明度は明るさ(低いほど黒っぽくなる)のことを、彩度は鮮やかさ(低いほどくすんだ色になる)を表します。

細かく分けるとかなり数が多くなってしまうため、まずは主な色である「赤・橙・黄・緑・青・紫・黒・灰・白」の特徴を確認しましょう。

赤(Red)

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三原色の1つで「炎」「血」「愛」などが連想される色であり、日本の国旗にも使われているためか日本人には印象が良い色になります。

視覚に訴える力が一番強い色とも言われているため、PR用途はもちろん警戒色としても利用されます。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・情熱 ・エネルギッシュ ・興奮 ・華やかさ ・勝利 ・成功 ・愛

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・危険 ・警告 ・対立

<ロゴなどに採用している企業>
・TOYOTA ・JAL ・ユニクロ ・コカコーラ など

橙(Orange)

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「太陽(夕日)」「オレンジ」などが連想される色であり、色の効果としては赤や黄に似ている部分もあって活用する場面が多い色になります。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・エネルギッシュ ・陽気 ・フレンドリー ・賑やか ・カジュアル

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・安っぽさ ・大衆的 ・目立ちたがり

<ロゴなどにしている企業>
・au ・吉野家 ・BANDAI NAMUCO ・じゃらん など

黄(Yellow)

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色の三原色の1つで「ヒマワリ」「レモン」「蜂」などが連想される色であり、明度が高い色でもあるため白以外の色と組み合わせることが多い色になります。

黒い文字と組み合わせることで警戒色として利用されるので注意が必要です。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・明るい ・暖かい ・にぎやか ・楽しい ・親しみやすい ・社交的

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・幼い ・軽薄 ・悪目立ち 警戒色

<ロゴなどに採用している企業>
・クロネコヤマト ・Nikon ・松屋 ・Loft など

緑(Green)

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光の三原色の1つで「森」「自然」「環境」などが連想される色であり、連想のバリエーションが多い他の色と違って、ほとんどの場合に植物を連想しがちな色となっています。

ネガティブな印象を持ちにくい色である一方で中途半端な印象になることも多いため、コーポレートカラーとして採用する企業はあまり多くない傾向があります。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・エコ ・若々しさ ・成長 ・安全 ・安らぎ ・調和

<マイナスの印象を与えるイメージ>
直接的なマイナスイメージは特にないが、平凡な印象になりやすい

<ロゴなどに採用している企業>
・JR ・JT ・LINE ・スターバックスコーヒー など

青(Blue)

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三原色の1つで「海」「空」「水」などが連想される色であり、落ち着いた色のため鎮静効果も合間って、信頼・誠実さを感じることができます。

また、統計によると日本人が好む色の第1位であり、世界的にもコーポレートカラーに採用されやすい色になっています。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・清潔感 ・安心 ・爽快感 ・冷静沈着 ・誠実 ・平和

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・冷酷 ・寂しい ・陰鬱 ・保守的

<ロゴなどに採用している企業>
・NTT ・ローソン ・アサヒ ・Twitter など

紫(Purple)

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具体的な物が連想されるよりかはより抽象的なイメージを持つ色であり、自然界ではほとんど見られない色のため創造性や特別感を持つ色になります。

赤色と青色の中間色になるため暖色と寒色の両面を持つことになり、両極端な印象を与える可能性もあるためコーポレートカラーに採用している会社はあまり多くありません。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・高貴さ ・神秘性 ・芸術的 ・個性的 ・セクシー ・豪華

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・品の無さ ・不安 ・不良 ・不遜、傲慢 ・不健康

<ロゴなどに採用している企業>
・イオン ・peach ・YAMAHA ・Gungho など

黒(Black)

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明度・彩度を最も低くした時の色のため強さや重厚さをイメージさせる一方で、マイナスなイメージも連想されやすい色になります。

他のイメージに流されにくい面もあるため、様々なブランド展開をしている会社の親ブランドや、ラグジュアリーブランドでよく使われている色となっています。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・高級感 ・権威 ・洗練 ・モダン ・気高さ

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・虚無 ・死 ・闇 ・暗い ・悲しみ ・冷酷

<ロゴなどに採用している企業>
・HITACHI ・SEIKO ・NIKE ・Disney ・CHANEL など

灰(Grey)

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白と黒の中間色で明度によって薄いグレーから濃いグレーまで表現できるため、用途に合わせて利用ができる色です。

また、シルバーとしての代替としても使われることもあり、スタイリッシュな印象を持たせることも可能です。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・高級感 ・クール ・スタイリッシュ ・エレガント ・洗練

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・曖昧さ ・疑惑 ・地味 ・暗い

<ロゴなどに採用している企業>
・SoftBank ・Apple ・dentsu ・WIKIPEDIA など

白(White)

黒と対極的な存在で明度を最も高くした時の色であり、清廉なイメージもあって企業ロゴに人気のある色です。

ただし、紙媒体などに掲載する場合は白単体では表現ができないため、基本的には他の色との組み合わせで利用される色になります。

<プラスの印象を与えるイメージ>
・清潔感 ・純粋 ・クリーン ・神聖 ・無垢 ・シンプル ・祝福

<マイナスの印象を与えるイメージ>
・無 ・空虚 ・味気ない ・潔癖 ・手抜き 

<ロゴなどに採用している企業>
様々な企業で他のコーポレートカラー+白文字などで利用されている

まとめ

今回はそれぞれの色の特徴についてまとめました。

普段から親しみのある色も多いためイメージしやすい一方で、マイナスなイメージなどを考慮せずに利用してしまうこともあります。

次回の第7回も引き続き「色」についてですが、その中でも「トーン」や「配色」についてまとめますので、今回の知識と合わせておかしな指示を制作会社に出さないようになっていきましょう。

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