どうも、人と循環を科学するカタリスト、ランディフです。
「チーム」という言葉によってイメージすることは人によって結構違うと思っています。
自分はチームビルディングとかの経験は(自分の認識している範囲では)無いですけど、「これってチームなのか?ただの集まりじゃないの?」と思うことが多々あるので、改めて「チーム」という表現の意味するところについて調べてみました。
色々調べてみて、結論、下記の定義が自分としては一番シックリ来ました。
- チーム:メンバーは相互に強く依存しながら、特定のプロジェクトを遂行するために、作業内容を計画し、問題を解決し、意思決定を下し、進捗状況を確認します。チームのメンバーは、作業を行うために互いを必要とします。
- ワークグループ:相互依存性が最小限という特徴があり、組織または管理上の階層関係に基づいています。ワークグループのメンバーは、情報交換のために定期的に集まる場合があります。
上記の定義は、みなさんもご存知かもしれませんが、Googleが主に組織について研究して記事コンテンツとしてまとめて出している、re:Workというサイトで発見しました。
記事は下記です。
「効果的なチームとは何か」を知る
上記の意味であれば、会社のほとんどの小集団、特に、機能別に分けられた組織でお互いにほぼ疎結合に動く組織においては、「チーム」という表現よりも「ワークグループ」という表現のほうが的を得ています。フルリモートでこなせるような営業系の組織とか、プロフェッショナルワークの組織とか、保険の営業マンとかは、仮に社内で集団として定例とかがあるとしても、情報交換として集まって階層組織として自分たちのことを確認しているだけのことも多いのではないでしょうか。
また、「チーム」と「ワークグループ」という表現を使い分けることで、「なんでもかんでもチームって言うけど、実際はただ情報交換したり階層構造の最小単位として自分たちの相互の立ち位置を確認するためだけの場で、チームっていうエモそうな表現をしてるけど違くない?」っていうムダなモヤモヤを抱えることもなくなってスッキリすると思います。もちろん、チームとワークグループをその集団や組織で区別して表現するコンセンサスがあるともっと過ごしやすくなると思います。
特に「チーム」スポーツをやってきた人は、そのスポーツにおける「チーム」というものと、会社とかの社会組織における「グループ」を同一視する傾向が強いように感じます。
本来は「ワークグループ」でしかないものを「チーム」と表現して、「チームのために!」とアツい感じになって空回りする、イメージと違うことにモヤモヤしている現象を何回も見てきましたので、それらを区別するほうが結果的にその人のためにも組織のためにもなると思いました。
Endorphinsにおいては、中と外という区分自体が溶け、Endorphinsのミッションに対してどれほどの距離で、どれくらい関わるか、ということの無限のグラデーションがあるだけ、という集団になるとイメージしています。
その上で「チームとして動く」ことを考えると、適切に相互依存性が高いからこそできること、すなわち「チームでしかできないこと」に集中する必要があります。
逆に言えば、チームとしてやらなくてもいいこと、チームでやるべきでないこと、チームでやりたくないことについては、個人もしくはワークグループとして取り組む、という棲み分けができれば、一緒に活動する上での認識としてみんなが楽になると考えています。
言葉の表現1つでもできることもあるので適宜それを利用しなが、関係を良い方向にデザインしていきたいですね。
#表現を工夫してみんなで楽になる #チーム #ワークグループ #re:work #組織